検索キーワードには、大きく分けて2種類あります。
成約率の高いキーワードと訪問者数を増やすキーワードです。
成約率の高いキーワードは、指名検索キーワードと購入検索キーワードとなり、訪問者を増やすキーワードは、情報検索キーワードになります。
1,指名検索キーワード
指名検索(Navigational Queries)は、企業名やブランド名、サービス名という固有名詞での検索で、そこで購入しようとする購買意欲の高い検索ユーザーが検索するキーワードです。
指名検索と一般検索の違い
指名検索 | 一般検索 |
---|---|
企業名や商品名を「認知している」ユーザーの検索行動 | ◎企業や商品を「認知していない」ユーザーの検索行動 |
指名キーワード 【例】 「モスバーガー」:店名 「iPhone」:商品名 「Twitter」:サービス名 「MUJI」:ブランド名 「九州旅客鉄道」:企業名 「Google 採用」:企業名+○○ | 一般キーワード 【例】 「ランチ 目黒」:店名を知らない 「掃除機 ランキング」:商品名を知らない 「家計簿アプリ おすすめ」←サービス名を知らない 「家電 ブランド」←ブランド名を知らない 「Web制作会社 久喜」:企業名を知らない |
2,購入検索キーワード
購入検索(Transactional Queries)というのは、モノやサービスを購入するときに検索するキーワードです。例としては、「ノートPC 通販」「歯医者 港区」などのキーワードがあり、指名検索に次いで2番目の成約率が高く経済価値が高いキーワードです。
3,情報検索キーワード
情報検索(Informational Queries)は、ユーザーが抱えている疑問を解消するための検索です。全検索数の8割もあります。「〇〇 レシピ」「□□ 使い方」のような疑問を解消するために検索ユーザーが検索するキーワードです。
指名検索を増やすと、サイトの評価が上がり上位表示されやすくなる
近年SEOでは「指名検索数」や「企業名やサイト名、店舗名、ブランド名などが他サイトやSNSに書かれる」などが、サイトの評価や上位表示に影響を与えており、指名検索数を軽視できない状況になってきています。また、指名検索するユーザーはホームページの「平均PV」「滞在時間」「CVR(コンバージョン率)」が高い傾向にあり、SEO効果を得ることができます。
情報検索をする訪問者数を増やすことにより、購入検索する訪問者数が増える
情報検索は購買につながらないし、お金にならないユーザーが検索するキーワードだと思われることで見過ごされがちです。直接売上につながらないキーワードですが、サイトのアクセス数を増やし、Googleによるサイト全体の評価を高めるためには欠かすことのできないキーワードです。
SEO成功に不可欠なのがこの情報検索のキーワードでの上位表示です。とはいえ、コーポレートサイトやサービスサイトでは、情報検索のキーワードのためにコンテンツを増やすことがなかなか難しいため、ブログやオウンドメディアを設置して情報検索のキーワードで上位表示を狙いにいきましょう。